当社グループ会社社員が「卓越した技能者（現代の名工）」を受賞しました

当社のグループ会社である株式会社宇部スチール（山根久雄社長、本社・山口県宇部市）の中本輝美（鋳造製造部 整品課所属）が、「令和4年度卓越した技能者（現代の名工）」に選ばれ、さる11月29日に山口県庁で行われた受賞伝達式において、村岡県知事より表彰状と盾を授与されました。同社では2人目の受賞となります。

「現代の名工」とは、技能者の地位と技能水準の向上を図るために設けられた、卓越した技能者表彰制度に基づき、厚生労働大臣によって表彰された卓越した技能者（卓越技能者）の通称です。表彰の対象となるのは、金属加工、機械器具組立・修理、衣服の仕立、大工などの職業を分類した全20部門の技能者です。

国内最高峰のエキスパートに授与されるものであり、同氏においては鋳造品に要求される特性を最大限に発揮させる熱処理の確立、当社鋳造品の製造技術向上や後進の育成・指導への貢献などが高く評価されました。

同氏は、「熱処理とは鉄を赤らめて冷やす単純な作業ですが、冷やす方法により金属の性質は大きく変化します。熱処理次第で弱くも強くもでき、曲げたり割ったり、硬度不良などの過去の失敗が思い出されます。40年余り熱処理作業に携わりましたが、作業者、管理者そしてアドバイザーとして製造部門全体を見渡す業務に従事したことは自身の大きな財産となりました。 また、熱処理技能士の育成に永年従事できたのは関係者の理解によるものと心より感謝いたします。」とこれまでの仕事を振り返りながら、多くの経験を積み重ねることができた環境への感謝を表しています。

ＵＢＥマシナリーグループでは、技術の向上や技能の伝承に一層尽力し、これからも良い製品とサービスをお客様に提供してまいります。