第57回（2022年度）ベッケン炉技術研究発表会を開催しました

11月30日～12月1日、ベッケン炉技術研究会が奥多摩工業株式会社様の幹事のもと開催され、総勢53名の方がご参集されました。

本会は、国内のベッケン炉保有会社および煉瓦メーカ、商社など13社が参加し、各社が検討ならびに実践したベッケン炉の有効な改善報告などを発表する場として年1回開催されていましたが、コロナ禍の影響を受け、今年は3年ぶりに参加人数を絞って開催されました。

初日は、東京都立川市「ホテルエミシア東京立川」にて研究発表会が開催されました。当社からは「最新の鉱山における破砕、選別、搬送設備での省エネルギー投資実例の紹介」を発表しました。SDGsへの貢献、CO2の削減、エネルギーコストや材料費の高騰への対応など、多くの要因により日本の石灰業界を取り巻く環境は非常に厳しいものとなってきています。このような環境下で、ユーザー様においてSDGsや省エネをお考えになるヒントになれば幸いと考え、当社で近年取り組んでいる鉱山における破砕、選別、搬送設備での省エネ投資事例の紹介や、各省庁（経済産業省、環境省）の省エネ補助金の活用事例も合わせてご説明いたしました。

ユーザー様と貴重な意見交換などをさせていただく機会もあり、非常に有意義な催しとなりました。

翌日は、奥多摩工業株式会社様の瑞穂工場において、工場見学が行われました。当社製のベッケン炉である8号炉(1972年納入、200t/d)と9号炉(1974年　200t/d)の見学を主体に行いました。ユーザー様同士が現物をご覧になりながら、意見交換をされる風景も散見されました。

当社は今後ともユーザー様のお悩みやご要望をお伺いしながら、生産性向上や省エネルギーに貢献していく所存です。

本発表会において当社がプレゼンテーションいたしました内容は、当社ホームページの「技術情報」ページに掲載しております。ご不明な点などございましたら、本ページの末尾に記載している連絡先までお気軽にお問い合わせください。