宇部スチール、「ロンギヌスの槍」をときわ公園へ

当社のグループ会社の宇部スチールは10月6日、アニメ作品「エヴァンゲリオン」に登場するアイテム「ロンギヌスの槍（やり）」の巨大レプリカ（鋳鉄製、全長約7m）を製作、宇部市に寄贈し、市内のときわ公園に設置されました。

「エヴァンゲリオン」は、宇部市出身の庵野秀明監督が手掛けた世界的大ヒットアニメ作品です。シリーズの完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版」のロケ地となっている宇部市は、「まちじゅうエヴァンゲリオン」と題したイベントを2021年から実施しており、2024年1月まで実施中の第3弾の目玉イベントとして、槍のレプリカが設置されます。

宇部スチールがレプリカを製作・寄贈したきっかけは、地域活性化のために自社ならではの貢献ができないかと考え、2022年7月に宇部市に提案したこと。2023年4月には、社内プロジェクトが社内に発足し、若手社員中心に活動してきました。槍の製作は8月に開始しました。まず模型を作り、それを基に鋳型を製作。宇部市内などから集まった廃材を溶かして鋳造した後、湯道やバリを取り、検査、塗装し、出荷しました。鋳造製品としては日本一大きいということです。

寄付受領式では、宇部スチールの山根久雄社長が篠﨑圭二市長に目録を贈呈し、篠﨑市長からは感謝状が贈られました。篠﨑市長は「日本中の皆さんに来ていただき、宇部スチールさんの素晴らしい鋳造技術、フォルム、ディテールを見てもらいたい」とあいさつ。山根社長は「宇部市の企業として、このような寄贈ができて誇りに思います。当社の鋳物の技術、社員の挑戦する心が込もっています」と述べられました。

以 上